国が違えば、言葉はもちろん文化も家庭環境も異なります。ホームステイをする前にオーストラリアのホームステイの基本的な知識を得ていくことも大切です。


ホームステイというと、多くの人が「夫婦&子ども」という一般的な家庭環境を想像しますが、オーストラリアにはいろいろなホームステイ環境があります。一人暮らしのおばあさんやおじいさんもいれば、老夫婦の家庭、子どもがたくさんいる家庭、シングルマザー、シングルファーザー、若いカップルの家庭など本当にさまざまです。家庭の形態にはとらわれず、海外の方を喜んで迎え入れてくれる、やさしいホームステイ先であることが一番重要だといえます。

ホームステイ先で、ホストファミリーが何でも面倒みてくれるのは当たり前!と考えるのタブーです。ホームステイとは契約のもと、食事付きで部屋をを提供してくれているとうのが基本です。さらに各家庭のルールもきちんと守らなければなりません。例えば、帰宅が遅くなるときは早めに連絡を入れておく、家のものを使わせてもらうときは許可を取る、何かしてもらったときはきちんとお礼を言うなど常識をもって行動しましょう。お世話になるという気持ちで、モラルやマナーを守って生活することが大切です。

国が違えば食生活が違うのも当然です。もしも絶対に食べれないものがあるときは事前にホストファミリーに伝えておきましょう。だされた物の中で食べれないものがるときもはっきりと意思を伝え、そして常に感謝の気持ちを表現しましょう。食事の時間や形式は各家庭違うので事前の確認も必要です。もしもホストファミリーと一緒に食事がとれないときは連絡を入れるのを忘れずに。英語の上達や家族の一員に少しでも早くなれるよう、食事の支度や食器を片付けなど多少できることは、なるべく手伝うこと、つまりお互いに思いやり良い関係が保てるともいえます。

オーストラリアの入浴はシャワーを利用するのがほとんどです。通常オーストラリア家庭は電気温水器で供給しているので、一人が長時間シャワーを使っていると途中でお湯が出なくなったり、次に使う人の分が足りなくなってしまいまうので、シャワーはなるべく早めに終らせるのが常識です。ホームステイ先によってはシャワー時間が決まっている場合もあります。使用後は簡単に掃除もしておきましょう。

洗濯も各ホームステイ先によってルールややり方が違います。家族のものと一緒に洗ってくれる場合もありますし、自分のものは自分で洗濯する場合もあります。たとえ洗濯を全てホストファミリーがやってくれる場合でも、干すときやたたむときなどは多少は手伝うようにしましょう。自分で洗う場合は洗濯機の使い方、使っていい時間や、干す場所などを事前に確認しておきましょう。

電話やインターネットの使用も各ホームステイ先によって状況が違いますが、電話を使用するときは許可をとり、さらには電話代も支払うようにしましょう。長電話は禁物です。インターネットがある場合は、やはり許可をとり、料金についても事前に確認してから使用しましょう。自分のラップトップのコンピュータを持ち込んで、ワイヤレス環境の場合でも、電話線を使わせてもらいたいという場合でも必ず許可をとるか、毎回使用したいときは、事前に使用可能かの確認をしましょう。
上記は平均的なオーストラリア家庭のお話ですが、各家庭によってルールは違いますので、不明な点や不安な場合は一人で悩まずはっきりと質問しましょう。聞かずに曖昧な行動をとるよりも、はっきり質問することによりトラブルが避けられるというのもオーストラリアです。