オーストラリアの食文化
オーストラリアは多文化社会を背景にオーストラリアの食文化もそのような文化的背景をもとに変化してきました。オーストラリア料理のレストランと言えば、ステーキやシーフードを思い浮かぶかもしれませんが、多文化社会と世界に類のない豊富な食材の融合によって、現在ではアジア系食材、地中海料理の調理法を取り入れた、『モダンオーストラリア料理』と呼ばれるレストランも数多く存在します。ヨーロッパの料理の伝統の上に世界最高の食材を使い、アジアのスパイスを効かせたような料理です。もちろん、本場のアジア料理をはじめ、各国の本場のレストランもたくさんあります。日本の寿司なども健康食ということもあり、世界、オーストラリアでも近年のブームの一つです。
オーストラリアを代表する食べ物
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Vegimite (ベジマイト) オーストラリアの家庭には必ずあると言っていいほど人気の高い ベジマイト。よくオーストラリアを代表する食べ物で挙げられますが、 原材料に「Vegi」ということで野菜エキス、麦芽、ミネラル塩などが入っていて、色はチョコレート色です。ビタミンB1、B2やナイアシンを含み、わずか10gで一日の必要量を摂取可能。 合成保存料、着色料を一切使用しておらず、すべて天然成分で作られており低カロリー、 無脂肪、無コレステロールと健康食品とも言われています。食べ方は主に、イチゴジャムのようにトーストにつけたり、クラッカーなどにつけて も食べたりします。味はミソのようで、しょっぱく、匂いもわりと強めなので、日本人はおいしいと感じられない人も多いですが、 食べ慣れるとおいしいと言われています。 |
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Lamington (ラミントン) ラミントンはオーストラリアで定番のお菓子で、スーパーなどでもよく目にすることができます。通常四角い形で、スポンジケーキをチョコレートに ひたし、ココナッツパウダーをまぶしたもの。ラミントンがいつからオーストラリアの名物となったかは定かではありませんが、もともとは古くなったスポンジケーキをおいしく食べようと 工夫したのが始まりのようで、"Waste not, want not." という諺とともに語られています。名前の由来は、1895年から1901年までクイーンズランド州の総督を務めたラミントン男爵 が、ケーキに似たホンブルク帽をいつもかぶっていたからという説が有力です。 |
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Beetroot (ビートルート) アカザ科の野菜で、大きな赤株にほうれん草の葉がついたような姿をしています。 外側の皮には、鉄分、ビタミンA、B、カルシウムの他、ファイバー もたっぷり含まれ、体に良い野菜の一つです。スーパーでは、ピクルス漬けのパックや瓶詰め となって売られているのを頻繁に見かけるはずです。この酢漬けになったものは、スライスしてサラダなどに 入れて食され、生の物の旬は夏です。一般に小さめのビートルートの方が甘みが強いと いわれています。色が濃い紫色なので、日本人は着色料ではないかとよく思いますが 自然の色そのものなのです。オーストラリアのマクドナルドにも『OZバーガー』というメニューがあり、そのバーガーの中にはビートルートのスライスされたピクルスが入っています。 |
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Weet-Bix (ウィビックス) オーストラリアの朝食によくみかけるシリアルの種類の一つです。コーンフレークなどと違って形は四角く、厚さも2cmほどあり固形状になっているのが特徴です。糖分も控えめで、ビタミンや鉄分も含まれ、 他のシリアル同様栄養バランスも良いとされています。食べ方はやはり牛乳やフルーツを入れて一緒に 食べるのが通常。冬は暖かい牛乳に浸して食べたりもする家庭も多いです。 |
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Meat Pie (ミートパイ) 庶民的なオージー・タッカーといえばこのミートパイ。 主にランチに食べたりスナックとして食べたりします。 国民1人当たりのミートパイ消費量は世界一というのだから驚きです。 なので、もちろんオーストラリアの街のあらゆる場所にパイのお店を目にすることができます。 代表的なミートパイはペストリーのカップ、又はペストリー生地に覆われていて、 中にお肉とグレービーというソースが入っているというものです。 パイのお店にいくと他にもいろいろアレンジされた味付けのパイがあります。冷凍ミートパイもスーパーでよくみかけますが、やはりパイ屋さんのミートパイの方が おいしいとのこと。 |
オーストラリアの通貨
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通貨の単位はオーストラリアドルA$である。紙幣の種類は100、50、20、10、5ドルの5種類で、通貨は2、1ドルと、50、20、10、5セントの6種類。
オーストラリアのお札は紙幣ではく、現在はすべてポリマー幣となりました。88年に世界初のポリマー製のお札を導入し、使用頻度の高い20ドル札の場合、紙幣だと寿命は10ヶ月でしたが、ポリマー幣だと4年以上もち、リサイクルも簡単にできるのです。 日本円からオーストラリアドルへ、またオーストラリアドルから日本円への為替レート検索は?→ Yahoo!外国為替情報 |
オーストラリアの電圧
電圧は220〜240ボルト/50サイクルです。コンセントの差し込みはすべて三つ又(ハの字タイプでもOK)。(写真参照) 240ボルトまで対応の電化製品はこのプラグを差込だけで使用できますが、日本国内用の電気製品(110〜120ボルト)を持っていく場合は差込みプラグの他に変圧器も必要となるのでご注意を。
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