オーストラリアの州

オーストラリアには６つの州と２つの特別地域があります。

• ニューサウス･ウェールズ州 (New South Wales)
  
  オーストラリアで最も古く最大の人口を抱える州。州都はシドニーで第一次移民船団が到着したオーストラリア発祥の地であり、現在は金融、経済の中心地として発展しています。シドニーのハーバー・ブリッジとオペラハウスはオーストラリアの象徴でもあり、シドニー空港はオーストラリアの主要な国際玄関口になっています。



• ヴィクトリア州 (Victoria)
  
  本土では最も小さい州。州都はメルボルンで、シドニーに次ぐ第二の都市。南半球で初めてのオリンピックが開催された都市でもあります。州民のスポーツに対する熱狂ぶりは有名で、毎年11月に行われる国内最大の競馬「メルボルン・カップ」の当日は、国の機能が一時停止するほど盛り上がります。



• クィーンズランド州 (Queensland)
  
  別名サンシャイン･ステート。陽光あふれるトロピカルな州。観光地でも有名なゴールドコーストやケアンズ、グレートバリアリーフなどがあります。州都はブリスベンで建国200周年の1988年にはエキスポが開催されました。



• 西オーストラリア州 (Western Australia)
  
  面積では最大の州。鉱物資源が大変豊富。州都はパースで、スワン･リバーが街の中心を流れ美しい景観を保っています。パースから南西に20km、インド洋に面したフリーマントルはアメリカズ･カップの開催地として知られています。



• 南オーストラリア州 (South Australia)
  
  大陸中南部に位置し最も乾燥している州。ドイツ移民がワイン作りに励んだバロッサ･バレーのワイン･フェスティバルと、州都アデレードで開催される芸術祭で有名。アデレードは自由移民が建設した街としても知られています。



• タスマニア州 (Tasmania)
  
  オーストラリア唯一の島の州。その形から 「りんごの島」と呼ばれています。州都ホバートは青く美しい海上で毎年開催される、伝統的なシドニー・ホバート間ヨットレースのゴールでもあります。



• 北部準州 (Northern Territory)
  
  トップ･エンドと呼ばれ、野生生物の生息するカカドゥ国立公園や砂漠の中の奇岩、ウルル(エアーズロック）などが有名。州の面積はフランスの２倍以上もありますが人口は20万人に満たないです。州都はダーウィンで、第二次大戦中には日本軍の空襲を受けた事でも知られ、アリス・スプリングスは内陸部の主要な町となっています。



• 首都特別地域 (Australian Capital Territory)
  
  1911年、オーストラリア連邦結成の際シドニーとメルボルンの間に首都建設が決まり、キャンベラが誕生しました。街並みはまさに人工都市。建国200年を記念して建設された新国会議事堂をはじめ、国立図書館、オーストラリア国立美術館、オーストラリア国立博物館、最高裁判所、オーストラリア戦争記念館など数々の国の施設があります。

オーストラリアの各州の概要

	NSW	VIC	QLD	WA	SA	TAS	NT	ACT
面積(Km2)	800,642	227,416	1,730,648	2,529,875	983,482	68,401	1,349,129	2,358
人口(人）	6,686,600	4,917,400	3,796,800	1,952,300	1,527,400	477,100	198,400	322,900
州都	SYDNEY	MELBOURNE	BRISBANE	PERTH	ADELAIDE	HOBART	DARWIN	CANBERRA
州都の人口(人）	4,170,900	3,524,100	1,689,100	1,413,700	1,114,300	198,000	107,000	321,400

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